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身近な水環境の全国一斉調査 2015

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「調査できますか?」
「一斉調査の件、パックテストなど器材を送りました」とメールあり。

「身近な水環境の全国一斉調査」が6月7日(日)に行われるので、島原半島の水質調査を
やってくれないかと、法政大学の小寺先生からの依頼です。
世界環境デー(環境の日)に近い日曜日が実施日になり、「全国水環境マップ実行委員会」のもと
河川の水質に関心のある市民団体や学校などが参加し、気温、水温、CODなどの調査を
毎年全国一斉に行われます。
※ COD : 化学的酸素消費量、簡単には有機物 (汚染物質) による汚れの指標で
        水中のCOD値が大きいことは、有機物が多い。 

水辺の一斉水質調査のHPは、こちら


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水温測定用の温度計とペットボトルを加工した採水用の容器。

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COD測定のパックテスト(簡易分析器具)と、採水した水を大学に送るための容器。

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COD調査キット。

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提出用調査票。

「やってみます」と返事し、器具も届いたが、さあどうしよう。
いままで法政大学が島原半島の水質調査していた河川の中で、最上流と最下流の測定ポイントのうち
最下流のポイントで、測定しようと思う。
島原半島の河川を調査しながら1日でどれだけ廻れるか考えて、各市町村の代表的な20河川を
選定した。
学校に呼びかけて、水質や環境、水生生物、川に興味がある子供達を集めて
川遊びの楽しさなどの話をしながら調査することも考えたが、ワゴン車を借りたりする経費が
かかったり、もしも事故などおきたら保障できないし、やはり一人でやるしかない。

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朝8時30分出発です。
島原市から南島原市、雲仙市へと南回りの予定で、長い一日になりそうです。
第1河川は、島原市の「音無川」の島原幼稚園横の中央橋上からの測定開始です。

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まずは温度計で外気温を測定です。
さあ次は、橋の中央から温度計付の採水容器を投入する。
数分ののち引き上げて素早く水の温度計を読み、検査用容器に採水を移し、パックテストの
チューブ先端のライン(黄緑色)を引き抜き、指で強くつまみ中の空気を追い出して、
チューブの先端を検水の中に入れスポイトのように半分くらい吸い込ませ、よく振り混ぜる。

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水温が20℃だったので反応時間5分後に標準色表の上にのせ比色し値を読む。
昨夜、作った島原半島水質調査表にデータを記入し、一件目完了。

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次の河川は、南島原市の「深江川」です。
この川には、テナガエビやウナギ、アユ、貴重なカワアナゴなどが生息する川で
島原・川遊びの会を主催し良く訪れた大好きな川の一つだ。

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川の中央に採水用容器を投入。

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採水容器の中には水温測定用の温度計が入ってるので、しばらく待つ。
採水容器を投入したり上げたりするのに紐がもつれたり、パックテストの反応時間5分
待ったりなど結構時間がかかる。
数人いれば各作業を分担すれば、効率がよく時間短縮できるのだが。

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有家町の蒲河川に到着。
この川は特別な仕掛けがしてあるのですが判りますか?

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ヒント:コンクリートの護岸に何かありますよね。
実は、ゴム製袋が設置してあり、空気が注入され丸く膨らみ川を堰き止めてることにより
水位が上がり脇の水路に水が供給され、田んぼを潤すのです。

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もう一つのし掛けがこれ、判りますか?
そうです、魚道です。
ゴム製の堰ができることによりアユなどの魚達が遡上できなくなるのを解消するために
設置されてます。
でも、いままで観察した感じでは構造的に魚達が遡上できないようにように思える。
他にもいろんな魚道が半島内に設置してあるが、殆んどが階段上の昔の魚道で
効果は期待できない。

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ゴム製の堰が膨らむと右側の水路に水が供給されます。

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次は有家町の有家川の測定ポイントに到着です。
数年前に河川工事が行われキレイになりましたが、前の自然な川が好き・・・・。

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南有馬町の有馬川です。
ここまで来ると、調査作業もだいぶ慣れてきてスムーズに終了。

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有馬川の川幅は半島でも広い川で水量も多く、堰があり右側に階段上の魚道があるが
これは効果がありそうだ。

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加津佐町の津波見川。
島原半島は湧水が豊富で水道水に使われているが、加津佐町の一部はこの川を水源と
しているようだ。

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水の引き込み口。

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小浜町の金浜川。
ジオパークの研修で、この金浜川の下を金浜断層が走っているジオサイトだ。

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千々石町の千々石川。
前日の雨と田植の影響で川が濁っている。

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アユが多く遡上する川で、頑張って魚道を駆け上っていく。

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吾妻町の山田川。

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瑞穂町の西郷川。
橋の上でゴソゴソと調査していると、ミニパトがスピードをおとし不審そうな眼差しだったが
何とかクリヤー。

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国見町の神代川。

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すでに夕方5時になる、ここで最後にしよう、疲れた。
20河川の調査予定だったが、調査の定点ポイントを見つけるのに時間がかかったり、
採水容器の紐が絡んだりなどで時間を費やし、15河川で終了。
帰ってからデータを集計し、各河川毎の採取した水を法政大学に送れば任務終了だ。

後日、法政大学から「2015年度身近な水環境一斉調査の調査結果」が届いた。
私が調査した島原半島15ヶ所を含めて法政大学は中国地方、長野周辺、猪苗代湖、
関東など、688ヶ所もの調査を行ったそうで、すごい。

来年の調査は一人でなく、有志を集めてみんなで楽しくやりたいものだが、
「この指とまれ」と集まればいいが・・・・、来年のことを言うと笑われそうなので、止めときます。
久しぶりに河川の環境も見れたし、充実した一日でした。
次は、タモ網とバケツを持ち各河川をゆっくりと遊びながら廻ろうーっと、ご一緒しませんか。

法政大学の水質調査関連記事は下記をクリック
島原半島の水環境

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