ガリガリ君 美味しかったよ
諏訪の池ビジターセンターでの水中生物観察会も終わり、さあ帰ろうかとしている所に
観察会に参加していた、アンケート用紙と一緒に撮影さてもらった男の子が、
「これ何」と10cmほどのブルーギルを持ってきて「ブルーギルだよ」と答えると、
また池に戻り網を振るっている。
池を覗くと、ブルーギルがいっぱいで石を投げると、逃げるどころか群がってくる。
男の子が網で掬えるはずだ。
お母さんは昼食中で弁当が美味しそうだが、子供は魚採りに忙しい。
「ご飯食べられたのですか?」と聞かれたが「朝が遅かったので」と嘘をついてしまったが
男は腹が減ってもガマンだ。 グウグウ
男の子の名前は、タイチ君だそうで4年生、お母さんは・・・・・。
いろいろ話をしていると、家の近くにサンショウウオがたくさんいるよと、
聞き捨てならない情報を聞き、以前から生息しているというのは聞いていたが、場所が
特定できずにいたので、いい機会に出くわした。
帰られるのに一緒に同行してタイチ君が案内してくれるそうでラッキー。
タイチ君とお母さん。
車の後を付いて行くが山道をお母さん飛ばし過ぎ、古いパジェロミニはフウフウと
息が上がっているが何とか、お宅に到着。
昨日、タイチ君がサンショウウオを見つけたポイントに案内してもらったが、
「エッ、こんなところに?」と声をかけると、春先にはオタマジャクシと一緒に
泥だらけのサンショウウオがウジャウジャいたそうだ。
思い描いていたサンショウウオの生息地の情景が崩れさった一瞬だ。
3人で探すが中々見つからず、タイチ君は公民館での工作教室に参加する時間で
お母さんが「送ってきますネ」と。
一人で、他の場所を探すも見つからないが、この水路には在来の黒メダカやドジョウ、
サワガニなどがいっぱい生息している。
少し上流まで探索するが、見つからずじまい。
お母さんが戻ってこられ、いないようでしたら近所の友人宅でサンショウウオを
飼育している人がいるので見せてもらえるか電話で聞いてくださったが
死んでしまったそうで残念だが対面できなかった。
暑い中、タイチ君とお母さんにはお手間かけました。
タイチ君宅の駐車場に車を取りに行くと吉報が。
昨日タイチ君が見つけたサンショウウオの写真をお父さんがデジカメで撮っていたそうで
家の中に通され、USBメモリに写真データをいただいた、お父さんナイスです。
写真でみるかぎりカスミサンショウウオのようだ。
汗だくだくの私に、おしぼりや冷たい麦茶などいただいてると、工作教室に送っていく
最中にタイチ君から「おじちゃんにガリガリ君ば食べさせといて」と言われたんですよと
水色のアイスクリームをくださった、これがガリガリ君(知らなかった)。
工作教室で会えないから、自分の好きなガリガリ君を暑かったろうからおじさんに
食べさせてと・・・・何とできた子供だろう、感謝・感謝だ、空きっ腹が冷たい。
タイチ君は川遊びのリーダー的存在で、近所の子供対が迎えに来るそうだ。
環境省の生き物探しにも参加しているそうで、お母さんも結構詳しい。
もうひとつ驚いたのは、仕事の話になると「エッ」、同じ職場の○○さんの
奥さんの妹さん(お母さん)だそうで、なんと世間は狭いなと思っていたら、帰り際に
偶然お姉さんが尋ねてこられ、お母さんからご主人と同じ職場の方よと紹介いただき
「いつもお世話になっています」と。
サンショウウオからこうも繋がると不思議というか、会うことが必然だったのかも。
今まで出会った人達も全てが素晴しい方々で何と恵まれているのだろう。
さあ次はどんな方や生物や花やいっぱいの出会いが楽しみだ。
ガリガリ君、美味しかったよ、タイチ君ありがとう。
テレビでガリガリ君の特集があっていた。
当りの確率は2%と法律で決まっていて、ガリガリ君は50本に1本の確率だそうだ。
メーカーお勧めの食べ方
① おろし金でおろして食べるとウマイそうだ。
② 焼酎にガリガリ君を入れて溶かして、ガリガリッ酎にして飲む。
(お父さん用です、タイチ君は大人になってから)
そういえば当りがあると知らず棒を見ていなかった、お母さん当ってなかったですか?
家に帰り、長崎県レッドデータブックで調べてみると、絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に
指定されている。
県全域に生息して、雑木林が主な生息域であり産卵は山際の水田や池、沼などで
1月から4月にかけての冬季に産卵し、5~6月頃変態し陸上に上がる。
そうなんだ、今の時期には水辺を探すより上流の雑木林の中を探すべきだった。
タイチ君、また何か見つけたら情報頼むね、皆さんありがとう。
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